2005年 03月 22日 (火)
かようびのよる
いろんな意味で「すごい」絵本に出会ってしまいました。 しょっぱなからハスの葉に乗ったカエルが浮遊します。 飛び回ります。
水彩画で描かれた絵が表情豊かで説得力があるので、「おお!カエル浮いてるよ。スゲー」と思えます。 いっぱつで好きになりました。
浮いてる感じがすごい
表紙前のプロローグ部分ではカエルたちが「あれ?浮いてるよ」みたいな様子なのに、次に出てくるときはもうUFO襲来かというような勢いで迫ってきます。 横長の見開き二ページを使った大画面が迫力あります。
カエル一匹一匹の表情がいろいろで面白いです。 見ていると発見があって笑えてきます。 カエルは好きなので、いろんなカエルを見てるだけでうれしくなります。
配色と水彩画の使い方がいい
ウェット・イン・ウェットはあまり使わず、予定通りの色をムラなく載せていくタイプの描き方です。 星の浮かぶ夜空など、広い面のムラのない塗り方やグラデーションには目が釘付けになってしまいました。 うますぎです。
星はマスキング液を使って白抜きしてあり、遠景は水を多めに色を乗せ、近景は水を少なめに濃い色を使い乾いた筆も使うなど、セオリー通り。色の濃いところはコンテも使っているようです。
色も、夜の場面が多いので紺色系の色がたくさん使われていますが、明るい場面などと見比べると配色もよく考えられていることがわかります。さすがです。
「マグノリア」を連想するのは間違ってる?
カエルが浮く時の「おお!」というか、「えぇー!?」というような感覚、映画「マグノリア」でカエルが出てきたときとなんとなく似ている気がしました。 カエルつながりだし。カエルが出てきたときは驚くと同時にあきれたし。
(注)「マグノリア」をこれから見ようという人はみんなのシネマレビューなどでネタばれ記事を読んだりしない方がいいです。 さらに、退屈な映画が嫌いな人は見ない方がいいです。三時間あります。 人がたくさん出てくるとわけわからなくなる人も見ないほうがいいです。主要人物だけで10人以上います。 トム・クルーズのファンにもあまりお勧めしません。まあ、フィーチャーされた時点で見ているでしょうが・・・。性のカリスマ伝道師としてブリーフ一丁で腰振ってます。あきれます。 つまり、あまりお勧めしていないわけですが、個人的にはこういう映画めちゃめちゃ好きです。
まあ、「マグノリア」はただひたすらあきれる映画ですが、「かようびのよる」は楽しい気分になってわらけてくるので、ぜんぜん方向性は違います。
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このコーナーでは昔読んで、ずっと気に入っている絵本を紹介しようと思っていましたが、「かようびのよる」のインパクトが強すぎて、書かずにはいられませんでした。 ウィーズナーすごいですねー。

